夜更かしすると肌荒れが起こるのはなぜ?夜更かしと肌荒れの関係

ついついやってしまうお休み前日の夜更かし、長期休みの遅寝遅起き。絶対によくないと身をもって知っているのに毎回繰り返してしまうのはなぜなのでしょうか?
そうして翌朝、ニキビが出来たり、肌荒れが目立ったりして後悔してしまうのが常です。
そもそもなぜ夜更かしするとこんなにも肌荒れが起こりやすいのでしょうか?今回は夜更かしと肌荒れの関係についてまとめます。
Contents
夜更かしすると起こる肌荒れの症状
ニキビ
夜更かしをしたときに出来るニキビはストレスニキビとは異なり、毛穴の皮脂が詰まった小さなものがぽつぽつできる気がします。出来る場所は小鼻や小鼻の横、おでこなどのテカリやすい場所に出来るイメージです。
夜更かしをして出来たニキビはそこまで長引くわけでもなく治りは比較的早い気がします。(ストレスニキビと比べると)
毛穴の開き
顕著に表れると思うのが毛穴の開きです。夜更かしした翌日の毛穴は明らかによく眠った日よりも目立ちます。
乾燥
活動しているだけで水分が奪われるのか妙に乾燥しますよね。日中の化粧直しでミスト化粧水を使って保湿することがあるように夜更かしするときにもミスト化粧水での水分補給は必要なのかもしれません。
乾燥するとしわの原因になったり、皮がむけたりします。
ざらつき
夜更かしした時の翌日は肌に触れるとざらつきが目立ちます。特にフェイスラインにかけてはざらつきが目立ちやすい場所です。
睡眠と関係があるホルモン
夜や就寝時は以下のホルモンが分泌されるといわれています。
- メラトニン
- 成長ホルモン
メラトニン
メラトニンは夜になると分泌量が増え、眠りにつく準備をするホルモンです。良い睡眠を取るために必要なホルモンでその役割にばかり注目されがちですが、抗酸化作用も持っています。代謝に関係するホルモンでもあるため、メラトニンの分泌量が低下すれば肌荒れも起こりやすく老化スピードも速まります。
成長ホルモン
成長ホルモンは肌の修復やターンオーバーを助けてくれるホルモンです。この成長ホルモンが十分に分泌されないと代謝が滞り、肌荒れの原因となり、更に肌荒れの治りも悪くなります。
夜更かしで肌荒れが起こる原因
夜更かしによって肌荒れが起こるのは以下の原因が考えられます。
- 成長ホルモンの分泌低下
- ホルモンバランスの乱れ
夜10時から2時の間は肌にとってのゴールデンタイムだとよく言われますが、これは成長ホルモンが分泌され肌のターンオーバーを促すからだといわれています。しかしこのゴールデンタイムに寝なければ成長ホルモンが分泌されないというわけではなく、質のよい睡眠が取れていれば就寝から3時間後あたりに成長ホルモンの分泌量のピークがやってくるそうです。
生活リズムが一定で同じ時間に就寝するリズムがついていれば、メラトニンも十分に分泌され自然に熟睡することができ成長ホルモンの分泌も促されるので、肌荒れを防ぐことが出来ます。たまの夜更かしによって就寝時間がずれてしまうことで睡眠の質・成長ホルモン分泌量が低下し、肌荒れの原因となるのです。
夜更かしをしてもたくさん眠ればいいのでは?と思いがちですが、いつもと違う時間に睡眠をとることで熟睡できずに質の悪い睡眠になることがあります。そうなるとターンオーバーはうまくいかず、肌荒れが起こりやすくなります。
夜更かししても質の良い睡眠をとるには
仕事などの場合、生活リズムが崩れるのが避けられない場合もあります。そういった場合は少しでも睡眠の質を高めてホルモン分泌をスムーズにする対策が必要です。
就寝前には
- 寝る前に照明を落としておく
(約1時間前ぐらいから寝る準備) - ぬるめのお風呂でリラックス
(2時間ほど前に済ませておく、間違っても熱いお風呂に入らない) - 食事は済ませておく
(3時間以上前が理想。消化によいものを食べる、胃に血液が集中すると睡眠の質を下げる可能性がある)
などを意識しておくとよいと言います。眠る前にスマホをいじるのもやめておきましょう。また眠る前にやる習慣(ストレッチやアロマ、瞑想でもなんでも)を決めておくことで睡眠導入のスイッチになるそうです。
夜更かししても肌荒れに負けないスキンケア
働いていたり、学生だったりするとほぼほぼ徹夜で仕上げる必要がある仕事にぶつかったり、そもそも夜勤があったり、定期試験の勉強で必死になって夜更かししたりなんてことも珍しくありません。
遊びで夜更かしをして肌が荒れるのは仕方がないけれど、本当であれば夜更かしなんてしたくないのに肌荒れを起こしてしまうのはなんとも残念な気分です。
そこで夜更かし後の肌荒れに負けないスキンケア方法をご紹介します。
メイクを落とす
1日過ごした後のメイクは皮脂やほこりなどが混じっていて、とても肌に良い物とは言えません。自宅であれば必ず落とすようにしましょう。外出先などでも可能であればメイクを落とした方が絶対に肌に優しいです。
最近は24時間付けていてもOKという化粧品や就寝時に付けたまま眠るフェイスパウダーなどもあるので、外出先でのすっぴんに抵抗があるという方は一度メイクを落として保湿をした上で軽くメイクしなおすというのも一つの方法だと思います。
乾燥対策
夜更かしによる肌荒れを防ぐには乾燥対策が必須です。日中過ごした後にテカリなどによって化粧崩れを起こすことがあると思います。テカリの原因は知っての通り分泌された皮脂であり、皮脂が分泌されるのは肌が乾燥しているからです。
夜更かしをしている時も肌からは水分が奪われ乾燥していきます。乾燥するとその状態を脱しようと皮脂が過剰に分泌されるため、ニキビの原因になるのです。過剰な皮脂を防ぐには乾燥対策がカギを握っています。
自宅で夜更かしをしてしまった場合はふつうの化粧水で保湿するのでも十分ですし、外出先や職場であればミスト化粧水などを常備しておくとよいでしょう。
夜食は消化に良く、塩分糖分控えめなものを
夜更かししているとお腹も当然減ってきます。その時に食べたいものを食べていては肌荒れは必至です。飲み物はお水や白湯、ハーブティーなどを選びジュースなどは控えましょう。食べ物は無塩のナッツ類など消化に良いものがおすすめです。
肌荒れと食べ物についてはこちらにも書いています。→肌荒れを食べ物で改善するには?~効果的な栄養素・食べ物~
夜更かしと肌荒れについてまとめ
- 夜更かしをするとホルモンバランスが乱れて肌荒れが起こる
- やむを得ない夜更かしの場合、睡眠の質を高めて成長ホルモンを促し肌荒れ予防
- 夜更かしの際はメイクを落とし、保湿してスキンケア