冷え性の改善にはお風呂!~冷え解消に最適なお風呂の楽しみ方~

冬になると手足が冷えるのはみんな一緒ですが、冷え性の人は特に深刻ですよね?
私も冷え性なので仕事から帰って真っ先にお風呂!ということがよくあります。
冷えた手先、足先を一気に温めてくれるお風呂は冷え性の味方と言っても過言ではありません。
今回は冷え性とお風呂についてです。
Contents
体が冷える原因は
寒いところにいれば当然体は冷えます。手足が特に冷えるのは体の中心に熱をとどめようとするからだそうです。気温以外では冷たい食べ物や飲み物を摂り過ぎたり、水分を摂り過ぎたりすることでも体が冷えることがあります。
そのほか、自律神経が乱れていても冷えが起こることがあります。うつ病などの精神疾患の人は冷え性を併発していることが多いとか。
自律神経は寒さなど外気温によって乱れることもあるので、冷えと自律神経の乱れどちらが先かわかりませんが、それぞれ密接なつながりがあります。
冷え性の改善にお風呂
冷えの改善に最適なのは全身を温めること。
温かい食べ物、飲み物を摂るのも有効ですが、末端部の冷えをすぐに解消するのは難しいです。
それに対してお風呂は全身を温めることが出来、血管が広がるおかげで体の隅々まで熱が伝わります。
お風呂に入ることで、寒さによる冷えも冷たいものを摂り過ぎて起きた冷えも解消することが出来ます。
加えてお風呂で全身を温めることは自律神経を整えることにもつながるため、自律神経が乱れて起きた冷えにも有効です。
お風呂に入ることは冷え解消にとって最強の味方!
普段シャワーで済ませている、お風呂へのこだわりが特になかったという人はご自身の入浴について見直してみると新たな発見があるかもしれませんよ?
湯船につかるのが苦手などお風呂嫌いの方もお風呂に入ることへのメリットや魅力が分かれば考え方が変わるかもしれません。
お風呂に入るメリット
日本人はもともとお風呂が好きな人種なのだそうですが、ご存知でしたか?言われてみれば確かに銭湯や温泉って日本ならではの文化という気もしますよね。(テルマエロマエでも銭湯にびっくりしてましたもんね。)
お風呂に入ると身体が温まる、冷え性を改善できるというのは言うまでもないのですが、お風呂に入る魅力はそれだけではありません。
お風呂に入ると
- 疲れが取れやすくなる(血行が良くなって疲労物質=乳酸が排出が促される)
- 寝つきが良くなる(お風呂から上がって体温が下がるタイミングで眠気がくる)
- 肌が綺麗になる(新陳代謝アップ、老廃物排出促進)
- 体臭予防になる(老廃物排出促進)
- ダイエットによい(新陳代謝アップ)
- ストレス緩和(セロトニンやエンドルフィンの分泌促進)
などの嬉しい効果があります。
すべてはお風呂に入ることによって血行が促進され、体温が上がることによって得られます。
お風呂に入るタイミングは朝よりも夜の方がメリットが大きいようです。
とはいえ帰宅時間が遅いと朝風呂でいいかーという気持ちになりますよね、、、。疲れていると湯船でうたた寝なんてリスクもあるので、なるべく夜に入ろう位でいいのかもしれませんね。週末は夜にゆっくりお風呂に入るというのも楽しそうです。(ちょっとお高い入浴剤使うとかで楽しみを作ると尚よし)
冷え性とお風呂あるある:お風呂に入ると痛い…。
冷えた手足を温めたくていざお風呂へ!と思ったのにピリピリ痛くて全身浸かるまでに時間がかかってかえって寒かった、、。
なんて経験はありませんか?(あれ?ないですか?笑)
我が家のお風呂は自動お湯はりも温度調節機能もないので、お湯の温度調節は手動で行います。
冬は気温が低くお湯が冷めやすいので少しだけ熱めのお湯を張るのですが、痛くてお風呂に入れない、、、結局冷水を足すなんてことも。(←意味ない)
我が家のお風呂は温度調節機能付きという方でもいつもと同じお湯の温度なのに、外出先から帰ってすぐにお風呂に入ったら痛いと感じることはあると思います。
ではなぜ冷えた状態でお風呂に入るとき、痛く感じるのでしょうか?
お風呂に入ると痛い原因
肌がびりびりする~という程度ならまず心配はいりません。
冷えた肌とお湯の温度差によって痛覚が刺激されているだけです。
とはいえ痛みを感じるほど熱いということは肌に負担をかけているわけですし、無理に入ろうとすると急激に体温が上がり、のぼせの原因になります。
なので、水でお湯の温度を調節するのはあながち間違った方法というわけでもなさそうです。
血行不良は脳梗塞などの原因になるそうなので、体が冷えないようにすることや冷えを解消するのは健康維持に欠かせません。
脳梗塞の前兆としてしびれが起こることがあるそうで、片足だけしびれがある、ろれつが回らなくなるなどしびれ以外の異変がある場合は病院で検査することをおすすめします。
また冷え性改善のために1時間以上お風呂に入るという人も少なくないと思います。
長くお風呂に入ることによって体のしびれが起こることもあるそうです。
汗をかいて必要な水分や栄養(カリウムなど電解質)が不足している場合やお湯の浮力によって頸椎などに負担がかかった場合にしびれが起こることがあるほか、脳や血液の異常、頸椎などの疾患が可能性として考えられます。
長期間しびれが続くようであれば、病院で検査をしてもらいましょう。
冷え性の改善におすすめの入浴法
冷え性に有効な入浴法は適温のお湯に浸かって体の芯まで温まることです。
冷え性の改善に良いのは半身浴?全身浴?
体の芯まで温めるというと半身浴を思い浮かべる人も多いと思います。
半身欲はダイエットやデトックス効果は言うまでもなく、それらに加えて心臓に負担をかけにくいという点で健康に良いのだそうです。
とはいえ半身浴だと肩こりがあまり楽にならない気がするんですよね。(湯船に肩まで浸からないと翌日頭痛が起こることがよくある)
私はどうにも半身浴が苦手で温めのお湯で全身浴します。
私と同じように肩が冷えるのが嫌だから全身浴という人も少なからずいると思うのですが、そういう人は
- かけ湯をする
- タオルを羽織る
- 全身浴と半身浴を組み合わせる
など工夫して入るようにするとよいそうです。
私の場合は
- かけ湯をする→風呂桶がないのでNG
- タオルを羽織る→やったことはあるけど、汗で冷えて逆効果だった、NG(長風呂だから駄目だったというのもある)
ということで自動的に全身浴と半身浴を組み合わせるという方法があっているかと。
冷え性の改善に最適な入浴時間とは
半身浴だと30分以上など長い時間浸かれば良いというイメージがありますが、大体15分前後の入浴でも十分とのこと。(30分以上入浴する場合はペットボトルの水などをお風呂に持ち込んで水分補給を行いながら入浴してください。)
全身浴と半身浴を組み合わせる場合は全身浴5分・半身浴10分で時間配分するとよいそうです。
私は時間はあまり気にせず顔全体に汗をかくまで湯船で温まるようにしています。
お湯の温度は熱いというより温かいと感じる位です。
(長く入りすぎると脱水症状のようになって、めまいや立ちくらみを起こすので、、、。)
このところひどい肌トラブルがないのはお風呂のおかげかも?なんて思っています。
冷え性の改善に最適なお風呂の温度とは
冷え性の人が体を温めるためにお風呂に入るのは一番手っ取り早くて最適な方法です。
しかし、体をすぐに温めたいからといって熱いお風呂に入れば良いというものでもありません。
温度の感じ方は個人差がありますが、お湯の温度が42度を越えてくると体の芯が温まる前にのぼせてしまったり、体の表面だけしか温まることが出来なかったりするそうです。
お風呂の温度は熱すぎずぬるすぎずがポイント!具体的な温度で言うと38度~40度くらいがよいそうです。(冬場は気温が低く冷めやすいので気持ち熱めのお湯でもよい気がしますが。)
ご飯を炊くときに遠赤外線でじっくり火を通した方が芯までふっくらしたご飯が炊けるのと同じ感じと思ったのですが、いかがでしょうか?(強火でハンバーグ焼いたら外は焦げたけど中は生焼け、とかそういう類いの失敗と似てる。)
熱すぎるお湯は肌の乾燥を招くことにもなるので冷え性とお肌両方のためにも避けるのをおすすめします。
冷え性を改善したいならお風呂に入浴剤を入れる方が◎
私自身、入浴剤にはあまりこだわらないたちですが、今年初めて入浴剤のすごさを実感しています。
入浴剤には大抵何かしらの効能が書かれていますが、中でも冷えは書かれることの多い症状です。
よく書かれているわりに効果を実感したことがなかったため、今まで入浴剤の効能にはあまり期待していませんでした。
しかし先日バスソルトのバラエティーパックを買ったら、その発汗作用と保温効果の高さにびっくり。
冬にお風呂に入ると汗をかきづらいと感じていたのですが、バスソルトを入れてお風呂に入ったら長く浸からなくても汗がじんわり。
しかもお風呂から上がった後もなんとなく足先や手先がポカポカ。
冬のお風呂にこそ入浴剤は欠かせないのかもしれません。
バラエティーパックや数種類の入浴剤をストックしておくと入浴剤を選ぶ楽しみがあって、毎日のお風呂が楽しくなりそうですね。
入浴剤の代わりに塩を入れるのもアリ
今まであまり意識して考えたことがありませんでしたが、バスソルトも塩なんですよね。(なめたらしょっぱいんだろうか。)
塩には体を温める効果があるのでバスソルトの他にも塩成分入りの入浴剤は時々見かけます。
じゃあ、わざわざ入浴剤買わなくても普通の食塩でもいいのでは?と思いますよね。そうなんです。
入浴剤代わりに塩を入れてお風呂に入っても問題ないのだそうです。発汗作用や美肌効果などは十分に得られるというからお得ですね。
お湯に溶かす塩の量は大体一つかみだそうですが、肌が弱い人はもっと少な目の方がよいでしょう。(刺激が強すぎて肌が荒れてしまうことがあるので)
ただ塩をお風呂に入れた場合、浴槽の金具や風呂釜を痛めてしまう可能性があること、お風呂の水の二次使用(洗濯とか)が出来なくなることなど注意が必要です。
お風呂に塩を入れた後は掃除をしっかりするようにしましょう。
冷え性とお風呂について:まとめ
- 冷え性の改善には全身を温められるお風呂が最適
- 冷え性の改善には半身浴が良いが肩こりなどに悩む人は全身浴と半身浴を組み合わせるとよい
- 冷え性の改善にはお風呂に入浴剤を入れる方が効果がアップする