下半身の冷え~原因・改善・対策~

冷え性の女性が気になるのはやはり、下半身、特に足先の冷えだと思います。
私自身、冷え性で夏の屋内で裸足で過ごしているだけでも足先が冷たくなり、ひどい時には血色が悪くなって周りを心配させるほどでした。
夏の場合は冷房のかかった室内で過ごすことが多いため、知らないうちに手足が冷たくなっていることも珍しくありません。
特に薄着になるため、足先から太ももあたりまで下半身全体が冷えてしまうことも少なくないように思います。
自称暑がりの人でも実は下半身が冷えているということは珍しくありません。
上半身は汗をかいたり、ほてったりしていても下半身は冷えて冷たくなっている、そんな状態を「冷えのぼせ」と言います。
普通に生活していると下半身に触れることは少ないので、気が付きにくいですが、エアコンのかかった室内にいると足先~ふくらはぎにかけてひんやりしていることもあります。
冷えは万病のもとと言われるくらいですから、放置してもいいことはありません。
自分は大丈夫という過信を捨てて、足が冷えていないか確認してみてください。
下半身が冷える原因
下半身が冷えるのは言うまでもなく、血行が悪くなっているからです。
下半身の血行が悪くなるのはお尻の筋肉がこっているというのが主な原因のようです。
お尻には座骨神経という大きな神経があり、それが座り姿勢などで圧迫され、自律神経に影響を及ぼすようです。
そのほか血行が悪くなるのには、環境的な原因と習慣的な原因とあります。
環境的原因
体が冷える環境的な原因は
- 低温度設定の空調
- ストレス
が考えられます。
低温度設定の空調
低温度設定の空調がきいた場所に長時間いると体がどんどん冷えていきます。
しかもパソコンを使った仕事をする場合は動作が少ないため余計に冷えやすいです。
残念なことに職場の空調などの場合、大抵の場合自分の判断で温度を設定することが出来ません。
温度の感じ方は人によって違いますし、自分より立場が上の人が暑いと言ってしまえば、それまで。
空調を止めたい、温度をあげたいだなんてなかなか言い出せません。(どうしても我慢しがちになりますよね、、、。)
特に男性の場合、女性よりも筋肉量の関係で体温が高い傾向にあるため、空調の設定は意見に相違が出るように思います。
ストレス
過剰にストレスを感じる状態が長く続いた場合、自律神経に影響を及ぼします。
自律神経がうまく働かなくなると体温調節が出来なくなり、冷えやすい体になってしまうのだそうです。
(交感神経がうまく働かず、熱を保つことが出来なくなる。)
自律神経失調症の場合は冷え性や寒がりなことが多いそうです。
習慣的な原因
- 運動不足
- ストッキング、細身のパンツなどの締め付け
- 足を組む
などが考えられます。
運動不足
普段から運動する習慣がない場合、筋肉が衰えて代謝が悪くなります。
デスクワークなどで座りっぱなしという人は足がむくみやすく、下半身太りの原因にもなるので要注意です。
ストッキング、細身のパンツなどの締め付け
着圧式のストッキング、スキニーパンツなど細身のボトムを好む人は知らず知らずのうちに体を締め付けています。
体を圧迫しているわけですから当然、血液の流れは悪くなり、下半身は冷えてしまいます。
足を組む
足を組むのが癖だという人は珍しくありませんが、足を組むのは骨盤の歪みを引き起こし、冷えの原因にもなります。
おまけにリンパの流れも滞るため、むくみの原因やセルライトを作る原因になり、下半身太りを引き起こすそうです。
下半身の冷えの改善・対策
大前提として、運動不足をまず解消してほしいですが、忙しくて無理という方は最低限これだけは試してみましょう。
お尻の筋肉「梨状筋」をほぐす
軟式野球用のボールやテニスボールが梨状筋をほぐすのに役立つそうです。
仰向けに横になり、膝を立て、お尻の下にボールを置いてゴロゴロ転がすという簡単に出来るものなので、下半身の冷えが気になったらやってみるのをおすすめします。
ボール選びは適度なサイズと堅さがポイントです。軟式野球のボールは安いもので300円ほどで買うことが出来るようなので、試しに一つ買っても損はないかと。
足を出来るだけ出さない
空調の温度そのものをすべて思い通りにコントロールすることはできません。
そのため、出来るだけ足元を隠すようにしましょう。(スカートからパンツにするとか、その時、締め付けのきついものは避ける)
職場に制服があり足を出さざるを得ない場合はひざ掛けなどを使って温度を下げにくくするのがポイントです。
自宅で過ごす時はルームソックスなどを使って、足元を温めてあげると効果的です。
足を組むのをやめる
足を組むことにメリットはありません。女性にとっては特に骨盤のゆがみは冷えや生理不順、生理痛などデメリットばかりを起こします。
いきなり自力で足を組むのをやめるのは難しいので、骨盤矯正用のクッションなどを使うのもおすすめです。
歪みが取れることに加えて、姿勢がよくなるというメリットもあります。
まとめ
- 下半身が冷えるのは空調などの環境的な原因と運動不足や衣服の締め付け、足を組むなどの習慣が原因となっている場合がある。
- 改善方法として、お尻のこりをほぐす、足を冷やさないように服装に気を配る、足を組まないなどがある。