寝癖直し不要!髪がはねない寝方について知っておこう

思い返すとドラマや漫画などで寝起きの状態を示すとき、髪がぴょんぴょんはねていたり、ぼさぼさ頭だったり、必ずと言っていいほど寝癖が表現されていませんか?そう!朝と言えば「寝癖」、「寝癖」と言えば朝ですよね!
私も朝、真っ先に確認するのは寝癖の有無です。私の髪の毛はショートカットなので寝癖がつくと誤魔かしが効きません。そのため、あきらめてシャワーを浴びることにしています。寝癖も直って目も覚めて一石二鳥という感じもしますが、シャワーを浴びた分慌ただしく朝を過ごさなければいけないのがちょっと残念なのです。
もし寝癖がつかない、髪がはねない上手な寝方があるのならもっとゆっくりと朝時間を過ごせるのでは?なんて思いつつ、今回は髪がはねない寝方についてまとめます。
Contents
寝癖はどうしてつくの?髪がはねる理由は?
寝ぐせがついたり、髪がはねたりする理由は
- 髪が完全に乾いていないから
- 寝汗をかくから
- 生え癖、くせ毛
などが考えられます。
髪が乾いていない、寝汗によるはね・寝癖
髪は18種類のアミノ酸が結びつき、ケラチンとして構成されます。
ケラチンは髪の毛を作るたんぱく質です。このケラチンは水素結合という結びつき方をしていて水分を含むと結合が緩み、水分が飛ぶと再度結合するという性質があるそうです。
髪の毛が乾いていない状態は水分を大量に含んでいるということなので、その状態で固定されると水素結合によってその時の形で固まってしまいます。眠る時は頭と枕の間に髪の毛が挟まれた状態になるので、寝癖が付く原因になりやすいのです。
髪の毛を完全に乾かしたつもりでも微妙に水分が残っていたり、寝汗をかいて髪の毛に水分が含まれてしまったり、微妙な水分でも寝癖はつきやすいものだと言えます。
生え癖、くせ毛によるはね・寝癖
人の髪の生え方にはそれぞれ癖があり、自然乾燥させたり、何も気にせずドライヤーをかけたりすると髪の癖がダイレクトに髪型に反映されることがあります。
その場合は乾かし方やヘアカットの仕方である程度予防することが可能なので、美容院などで相談してみるのがおすすめです。
髪がはねない、寝癖がつかない寝方は?
朝起きたときに髪がはねない、寝癖がつかないようにするためには寝る前の準備と寝方が大切です。例えば以下の方法があります。
- 髪をすぐに乾かす、完全に乾かす
- 寝返りの回数を減らす
- やわらかい枕を使用する
- ナイトキャップなどの活用
寝癖予防の寝方1:髪をすぐに乾かす、完全に乾かす
髪の毛を完全に乾かしていないと寝癖やはねが起きやすくなるというのは上記で述べた通りです。ドライヤーの使用は髪に悪いと言われることもありますが、しっかり乾かさないことも問題です。トリートメントなどを使用して髪の毛を保護しつつきちんと乾かすように心がけましょう。
髪を自然乾燥させてしまうという方もいるかもしれませんが、水分を含んだ髪はとてもデリケートで、お風呂上りの肌が乾燥しやすいのと同じように髪も水分を奪われてしまい、パサパサになりかねません。
自然乾燥をすると生え癖などで変なはね方や寝癖が出ることもあるので、髪の毛はなるべく早く乾かすように心がけましょう。
寝癖予防の寝方2:寝返りの回数を減らす
寝返りを打って髪の毛が頭の下に巻き込まれることが寝癖やはねの原因になるので、寝返りの回数を減らせばその分寝癖がつく可能性を減らすことが出来ます。寝返りの回数は自分でコントロールできるのかと言われるとなかなか難しい問題ですが、眠りが浅い方が寝返りを打つ回数が多いようです。そのため、睡眠の質を高めて熟睡できる環境づくりをしてみましょう。
寝癖予防の寝方3:やわらかい枕を使用する
眠る時、硬い枕を使っていると寝返りの時など頭と枕の間に髪の毛を巻き込みやすいです。そのため低反発の枕など体の動きに合わせて形が変わるタイプの枕の方が寝癖が付きづらいそうです。枕によって睡眠の質も変わると言いますし、硬さも合わせてチェックしてみることをおすすめします。
寝癖予防の寝方4:ナイトキャップなどの活用
寝る前に髪の毛自体を固定してしまえば寝癖やはねが起こる心配はありません。それを実現するのがナイトキャップです。ナイトキャップはあまりなじみがないものかもしれませんが、髪の毛を摩擦から守ってくれたり、切れ毛や抜け毛の予防になったりするので意外にもお役立ち製品のようです。(ナイトキャップというと童話に出てくるおばあさんなどのイメージがあり、案の定人気が高いのはやはりシルクのようですよ。)
ナイトキャップをわざわざ買うのは面倒という方はニット帽などで代用してもOKです。昔のことですが、私が高校生の時は寝癖予防としてニット帽を被って眠っていました。(いい感じに髪が抑えられて軽くストレートパーマをかけたような状態になります。)
寝癖の直し方・はねない髪の乾かし方
もし寝癖が付いてしまったときは髪を濡らす方が多いと思います。
濡らす時:根元から濡らす
その時、毛先の方の寝癖だったとしても根本から濡らすようにしてみましょう。寝癖は純粋に毛先だけでついているものは少なく根元からねじれていたり、生え癖によって変な方向にはねていることがあるからです。
髪の根元を濡らす方法で手っ取り早いのはシャワーを浴びてしまうことですが(根本というか全体になりますけど)、寝癖直しスプレーを髪の根元にかけるのでもよいし、ホットタオルを作って髪の根本を湿らす方法もあります。
生活習慣に合わせて実行しやすいものを試してみてください。
乾かす時:生え際の癖をなくす
髪を濡らしたらドライヤーで乾かしていきます。
髪を乾かすときに注意したいのが生え癖をなくすように乾かすことです。髪の毛が右方向にはねやすいのであれば、乾かすときはドライヤーの風を右側の根元から左側に向かって当てて乾かします。はねやすい方向が左であれば当然、乾かす方向を逆にして試してみてください。
私は右側の前髪ともみあげ付近の髪の毛が外はねしやすいため、右後ろ側から前方に向かって髪が内側に向くように毛を流しながら乾かします。
生え癖は自分ではわかりにくい部分もあると思うので、美容室に行った際に美容師さんに癖の出にくい髪の乾かし方を聞いてみるとよいでしょう。(私は美容師さんに教えてもらいました。)
癖の出にくい髪の乾かし方をマスターするとセットも楽になるので、おすすめです。