フケを改善するにはどうしたらいいの?髪の洗い方にコツがある

朝の通勤電車や帰宅ラッシュの時、目の前に立っている人の肩に髪から落ちたフケが乗っているのを見かけることがたまにあります。正直、フケというのは見てもよい気分になるものではありませんよね。
そういう私も社会人一年目のころ、髪の毛から出る大量のフケに悩まされたことがありました。
いつの間にかフケは出なくなりましたが、何か対策をしたわけではないので、またあんな風になったら嫌だなという思いはあります。
今回はフケについて、髪から出るフケの改善方法についてまとめます。
Contents
髪から出るフケって?
髪から出るフケは頭皮の角質細胞のことなのだそうです。厳密に言うと肌の古くなった細胞なので髪の毛から出ているわけではないのですね。
頭を動かしたときやブラッシングした際など髪からぽろぽろ落ちてくるので、髪からというイメージが強いのかもしれません。
頭皮も顔などと同じ皮膚の一部なので当然日々生まれ変わっています。しかしその生まれ変わりがうまくいかないと大きな塊のフケが出来やすくなり、目立つようになってしまうようです。
(健康な人でも多少なりフケは出ることがありますが、目でみてはっきりフケが溜まっているとわかるようであれば何かしらの改善と対策が必要かと思います。)
フケが出るときの頭皮は…?
フケが出るのは一言でいうと
頭皮の健康状態がよくないから
です。
フケが出るときは頭皮が乾燥している場合と皮脂でギトギト状態の場合とあります。(両方髪からぽろぽろ落ちてくることがあるので、ぱっと見で判別するのは難しいかも)
頭皮をごしごし洗ったり、何回も繰り返し洗ったりして肌から水分が奪われれば当然乾燥しますし、髪をすぐに乾かさずに自然乾燥させるのも頭皮が乾燥する原因の一つです。
逆に洗いすぎて皮脂が過剰に分泌されるようになったり、洗ったつもりで汚れが十分に落ちていなかったりすると頭皮がべたべたするようになります。
どちらの状態だったとしても頭皮は健康とは言えず新しい細胞にスムーズに生まれ変わることができません。
そのため、古い細胞がフケとして落ちてしまうようです。
フケが出る主な要因
頭皮の健康状態を悪化させてしまう要因として
- 髪の洗いすぎ
- 髪が綺麗に洗えていない
- ストレス
- 紫外線
- 睡眠不足
- カラーリングやパーマなどの髪・頭皮への負担
- 雑菌の繁殖
などがあります。
髪の洗いすぎ・洗えていない
なんども繰り返し手を洗っていると手が乾燥してあかぎれなどをおこしますよね。
皮膚の適度な油分は肌を守る役割をしているので、洗いすぎて必要な油分も奪われてしまうという典型です。
シャンプーも何度もすると頭皮が乾燥してしまい荒れやすくなります。
肌の保護機能が働いていないため、炎症などが起こりやすくなるほか、皮脂の分泌が過剰になって頭皮がべたべたになることもあるので要注意です。
洗いすぎとは逆に洗わなすぎても頭皮にはよくありません。毛穴が詰まって髪の毛にも悪影響を及ぼします。シャンプーやリンスのすすぎ残しも頭皮の環境を悪くする原因です。
ストレス・睡眠不足
ストレスを感じているとストレスニキビができたり、乾燥したりで顔の肌荒れが目立つようになるのと同じで、頭皮もターンオーバーがうまくいかなくなります。ターンオーバーが乱れるのは睡眠不足でも同様です。
自律神経が乱れて皮脂の分泌が過剰になる場合もあります。
紫外線・カラーリング
顔と同じように髪も頭皮も日焼けをします。日焼けをすれば皮がむけることもあるし、乾燥しやすくなるので、日焼けを防止するよう努めたいですね。
またカラーリングやパーマを美容院でしている時、美容師さんに「沁みてませんか?」と聞かれた経験はないですか?
確かに強い薬剤でカラーリングしていると頭皮がひりひり痛むことはあるので、頭皮にはよくなさそうです。
私は数か月に1度しかカラーリングはしないので、大きなダメージを感じたことはありませんが小まめに染めたり、パーマかけたりというのを繰り返していると肌に大きなダメージを与えるということは簡単に想像出来ます。
雑菌の繁殖
お風呂に入った後、髪の毛をすぐに乾かさないで過ごすと雑菌が繁殖し、頭皮の脂が過剰に分泌されたり、乾燥してしまったりします。
かゆみを感じるようなら要注意です。強いかゆみを感じるようなら炎症を起こしている可能性もあるので、病院へ行きましょう。
フケを改善するには
フケを改善するためには髪の毛と頭をしっかり洗い、なおかつ洗いすぎないことです。
具体的にどうすれば?ということで、フケを改善するためのコツを4つご紹介しておきます。
- お湯の温度は熱すぎず、ぬるめの温度で
- 髪をしっかり髪を濡らす・シャンプー前にすすぐ
- シャンプーを泡立てる
- 指の腹を使って頭皮を洗う
- すすぎは洗う時間の倍
コツ1:お湯の温度は熱すぎず、ぬるめの温度で
熱いお風呂に入ると肌が乾燥するのと同じで熱いお湯で頭を流してしまうと乾燥の原因になります。
シャンプーの温度が設定できる場合はお風呂よりもぬるめに設定するようにしましょう。
コツ2:髪をしっかり濡らす・シャンプー前にすすぐ
いわばシャンプーの下準備です。髪を表面だけでなく全体をしっかり濡らして軽い汚れを落とすようにします。
ここでしっかり濡らしておくとシャンプーの泡立ちが違い、頭皮全体を簡単に洗うことが出来ます。
コツ3:シャンプーを泡立てる
シャンプーを泡立てずに直接頭に乗せていませんか?
シャンプーなどは泡立てないとなかなか落ちにくいものです。泡立てることで頭皮の毛穴まで泡が入り込み汚れを落としやすくしてくれるほか、すすぎの際も落ちやすくなり、すすぎ残しなどを改善できます。
コツ4:指の腹を使って頭皮を洗う
フケが気になっているときはつい力をいれてごしごし洗ってしまいそうですが、意識的にやさしく洗うようにしましょう。
爪が長い場合は爪で頭皮を傷つけないように注意することも必要です。
コツ5:すすぎは洗う時間の倍
どんなに丁寧にシャンプーをしてもすすぎ残しをしては意味がありません。少なくとも洗うためにかけた時間の2倍は時間をかけてしっかりすすぐようにしましょう。
フケ改善おすすめシャンプー
乾燥性のフケを改善したい時はすっきり系のシャンプーよりも敏感肌向けなどの刺激が少ないシャンプーのほうがおすすめです。
フケは乾燥して起きているものと皮脂過剰によって起きているものとあるので、それぞれのタイプに合わせたシャンプーを選んでください。
ミノン、キュレルなどは乾燥してフケが起きているタイプ向けのシャンプーですので、脂性フケの場合はコラージュなどのシャンプーをおすすめします。(脂性フケ用のラインナップがある)
まとめ
シャンプーの方法や種類にこだわるのも大切ですが、ストレスをためないこと、改善すること、日焼けを防ぐことなど日々の生活の中でフケを防ぐ・改善するための工夫が必要です。
また脂性のフケの場合は食生活が原因の場合もあるため、脂っぽいもの、高カロリーのものなどばかりを食べないように気を配る必要があります。