仕事と関係の深い頭痛の話。~頭痛の原因・その他関連事項~

仕事中に起こる頭痛ってほんっとーに辛いですよね?仕事も何も手につかなくてどうしようもなくなります。
私も頭痛を起こしやすい体質で、社会人になってからは以前に増して頭痛が頻繁に起こるようになりました。
頭痛は周囲から見て体調の変化がわかりにくいし、薬を飲んでひたすら我慢するという方が多いのではありませんか?
私も薬を飲んで仕事をすることが多いです。最近は84錠入りの頭痛薬が1カ月~2カ月で終わるなんてことが続いています。
生理前になると特に頭痛がひどくなるので頭痛薬を飲んでいましたが、最近は生理前に関係なく頭痛が起こり薬を飲む頻度がグンと増えました。
頭痛薬などの鎮痛剤は自覚のないまま薬物依存に陥りやすいと聞いたことがありますし、すでに依存を起こしているのではないか正直すごく不安、、、。(薬がないと不安とまではなっていないので、まだセーフ???)
先日頭痛が起こった時に頭痛薬を飲まずに我慢してみましたが、3日間ほど頭痛が続いてかなりしんどかったです。
今回は仕事に関わる頭痛についてまとめます。
Contents
仕事に関わる頭痛の原因
頭痛は緊張型頭痛や偏頭痛、群発頭痛などいろいろとありますが、仕事中に起こる頭痛は職場の環境や仕事内容に関係していることが多いように思います。
私の場合はデスクワークで長時間同じ姿勢で過ごすことが多く筋肉を動かすことが少ないので、肩こりから頭痛につながっているのかもしれません。
パソコンを常時使用することによって起きた眼精疲労から頭痛が起こっている可能性も高いです。
仕事で起こる頭痛とストレス
仕事をしている以上、完全なリラックス状態で取り組むのは難しいものです。適度な緊張感は大切ですが、緊張しすぎると過度のストレスとなって体に悪影響を及ぼします。
仕事で感じているストレスも頭痛の原因の一つです。
「ストレスが溜まっている」
と実感するとき、多くは精神的な苦痛を感じたり不満を持ったりしたときではありませんか?そのせいか、それ以外の時はストレスが存在しないものであるような錯覚を起こしがちです。
しかし実際は無意識に我慢したことや頭で考えて納得したつもりだったもやもやは脳にはひたすら溜めこまれてしまうとか。
(実際はストレスは精神的な刺激だけでなく気温などの環境的な刺激も意味するので、暑すぎる、寒すぎるとかもストレスになる)
ストレスを感じる状況とは?
仕事でストレスを感じるというと職場そのものがブラック=社内環境が悪いという可能性もあるでしょう。
ブラック企業と言えば、
- 上司に罵倒される
- 理不尽な要求をされて過度の残業を強要される
などの直接的な苦痛を感じるケースを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
こういったケースでストレスを感じるのは間違いないですが、職場で感じるストレスはこれだけではありません。
実際はこういったあからさまなケースだけでなく
- 職場での孤立・無視
- 仕事を与えない
など一見して周囲が気が付きにくい状況下でもストレスはたまります。
先日、「漫画でわかる心療内科」のシリーズを読んでいて、そこに「あなたは将来、大きなけがをして大変な苦労をする」と伝えるグループと「あなたは将来、孤独になる」と伝えるグループに分け反応を確かめる実験の話が書かれていました。
普通に考えたらけがをするのも嫌だし、孤独も嫌だし、どっちも嫌ですよね?
この実験の結果は「孤独になる」と言われた方が精神的なダメージが大きく、それからの生活のモチベーションに支障をきたすという結果になったそうです。
この結果から
孤独
が人間にとって大きなストレスを与える原因になることがわかります。
また接客業等の場合、クレームなど対お客さまへの対応でストレスを受けることもあるでしょう。
ストレスを感じやすい仕事、職場の環境で頭痛が起こるようになってしまった場合は、異動や転職するのも一つの手です。
とはいえそんな簡単に異動や転職も出来るものではないので、最適なストレス発散方法を見つけるのがベストな気もします。
仕事で起こる頭痛とうつ病
うつ病のサインとして頭痛があらわれることは決して珍しくないそうです。
うつ病で起こる頭痛の原因もストレスに関係があり、頭痛を解消するにはうつ病の治療方法と同じように休養することが大切になります。
うつ病と気が付かずに悪化してしまう場合も
残業を切り上げて早く帰る、思い切って休みを取るなど当たり前のことに勇気がいる環境だと抵抗も少なからずあるのは事実です。
しかし自分の体や頭が必要としている休養を無視し続けると体も心も壊れてしまうことになりかねません。
特に普段から偏頭痛などに悩んでいる人はうつ病による頭痛に気がつきにくく、うつ病の発見が遅れがちになるそうなので要注意です。
うつ病だったのかは定かではありませんが、無理をし続けて会社を辞めていった人を何人か知っています。
そこまで悪化する前に休んだり、治療を始めることが出来ていれば仕事を辞めるまではしなくてよかったかもしれないですよね。
無理せずおかしいと思った時点で病院に行ってみるのをおすすめします。(頭痛外来でも心療内科でも)
頭痛のそのほかの症状
仕事と頭痛+吐き気やめまい
私の場合、一日中パソコンを使って仕事をしています。そうなるとどうしても肩こりや眼精疲労を起こしやすく生理前などになるとよく目が疲れやすいです。
頻繁に起こるわけではありませんが、眼精疲労と頭痛に加えてめまいや吐き気が起こることがあります。
この状態になると仕事はとても手に付かず、ずっと目を閉じたままで過ごしたいと感じることもしばしばです。
実際に吐くことはなかったものの、仕事の進みも悪く「やっぱり休めばよかった!」と後悔。
仕事の休憩時間や自宅に帰ってからとにかく眼精疲労を解消することに注力し、日中はゼリー飲料や消化に良い食べ物を中心に食べたり、温かい飲み物を飲んだりして乗り切りました。
幸い数日で症状が治まったのでよかったですが、これが長期間続いてしまったら仕事にならないのでもう二度とこの状態にはなりたくないです。
肩こりからくる頭痛についてはこちらでも触れています。
仕事と頭痛+眠気
頭痛が起こると無性に眠くなることってありますよね。私のイメージだと頭痛が起きている時は働いていない状態だから眠くなるのだと漠然と思っていました。
しかし頭痛と眠気が一緒に起こるのはうつ病やナルコレプシーという病気、酸欠などの可能性が考えられるそうです。
そのほか、生理前や生理中などのホルモンバランスの変化によって頭痛と眠気が起こることもあります。
うつ病で起こる頭痛と眠気は夜に不眠症状があった時の反動で昼間に眠気が来るという間接的なものです。
一方、ナルコレプシーは過眠症の一つで夜十分に睡眠時間を確保しているにも関わらず、昼間に抗うことが出来ないくらいに強い眠気を感じる病気で、その頭痛を我慢しようとするときに頭痛が起こることがあります。(ナルコレプシーは眠気以外にも金縛りなど他の症状も起こるそうです。)
また、酸欠の場合は不足した酸素をたくさん取りこむために血管が拡張し、神経を刺激してしまうために頭痛を引き起こすそうです。
いつ頭痛が起こるか
私の場合に関してですが、頭痛が起こるのは
- 職場についてから頭痛が起こる
- 午後になると頭痛が起こる
この2パターンが多いです。
上記以外には以下のパターンで頭痛が起こることもあります。
仕事に行く前に頭痛が起こる
年間の3分の2を会社で過ごすのだから仕事に行きたくないと考えてしまう日も少なからずあるはずです。
実は、考えるだけでなく仕事に行くタイミングで「頭痛」や「腹痛」など不調が体に現れてしまう人も珍しくないんだとか。
行きたい!でも行けない!!出社拒否症とは?
私は初めて聞いたのですが仕事に行こうとすると体調を崩す症状を「出社拒否症」と言うそうです。
先日、通勤ラッシュのさなか駅のホームで動けなくなっている人を見かけました。(出社拒否症なのかはわかりませんが)
こういった状態の方をみるとどうしても会社に行くのがつらいのかなと勝手に考えてしまいます。
私自身は心は盛大に会社に行きたくない!と叫んでいますが、体が丈夫なのでそういったことが起こらずに済んでいます。
頑張りたいのに頑張れないというのは精神的にもつらいですよね。
そんな状態まで自分を追い込まないでいいように無理せず、ちゃんと休みつつ生きていきたいなとしみじみ思います。
ストレスが溜まる前に休む?
別のコラムで疲れを感じたり、ストレスが溜まったと自覚する前に定期的に休むことが大切と書かれていました。
体が動くから、体調が悪いわけではないから、となんだかんだで休みをとらないので、自主的に休む日を設定するというのも大切なことだなと思います。
仕事が休みの日に頭痛が起こる
新卒で入社した会社に勤めていたとき、休みの日に起こる頭痛に悩まされていました。休みの日に頭痛が起こるなら仕事とは無関係なのでは?と一見思われますよね。
実際は関係大有りなんです。
頭痛によって起こる悪循環
私が当時勤めていた会社は連休がなく平日1日と日曜が休みだったため、仕事の準備を休みの日にする必要があり、問題大有り。仕事の準備も出来ない、しっかり休むことも出来ない、リフレッシュも出来ない状態でした。
平日は頭痛が起こらないので、会社には行けるものの準備が十分にできなかったせいで仕事に支障が出ることが多々あり、土日にゆっくり休めないこと、仕事がうまくいかないことなどいろいろなことが原因でストレスを感じていたと思います。
そんな悪循環にはまっているうちに仕事中に頭痛が起こることも増え、結果的にその仕事は続けられませんでした。
頭痛の原因はリラックスすること!?
休みの日に頭痛が起こる原因の一つはリラックスして血管が拡張するからだそうです。それは仕事のある日にそれだけ緊張してストレスを感じているという何よりの証拠。適度な緊張は必要なものですが、休みの日に調子が悪くなる状態はあまり良いとは言えませんよね。
リラックスすること以外には寝だめや夜更かしによって生活リズムが乱れることも頭痛の原因になります。
頭痛を理由に仕事を休むこと
「頭痛を欠勤の理由にしていいかどうか」
これって判断に迷いませんか?
私にとっては頭痛も間違いなく体調不良だし、仕事に支障をきたすものなのですが、頭痛薬を飲んで仕事に行くという人の方が多いのではないでしょうか。
私も普段は頭痛だけで仕事を休むことはまずないです。が、先日初めて頭痛が理由で仕事を休みました。
今回の頭痛は数日間続いていたこと、朝起きたときから頭痛の症状があったことが欠勤の理由です。
頭痛を欠勤の理由にしたら、、。
欠勤連絡の際、頭痛が続いているためと伝えましたが、その時の反応は「昨日は普通に仕事出来たんですよね?」「熱はあるんですか?」というものでした。
この返答を聞いた時、頭痛って仕事を休むほどのものじゃないでしょ?と思われているのかなと感じました。パソコン仕事なので実際頭痛だと結構支障が出ると思うのですが、ちょっともやもや。。。
(とはいえお休みはさせてもらえたのでその点は感謝です。)
頭痛とともに吐き気も起こり始めたので結果として休んで正解でした。(薬を飲まずに寝て治そうと思ったのですが、結局一日中頭痛に悩まされる羽目になりましたが。)
頭痛が続いても会社や仕事の状況によっては休めないという人も多いと思います。しかし出勤することで反って仕事に支障が出る場合もあれば自身の体調を悪化させる場合も0ではありません。
無理はせず必要な時には休みましょう。
毎日の頭痛に悩まされる方へ
毎日頭痛が起こるというのは私にとっても他人事ではありません。毎日頭痛が起こったり、頭痛薬が手放せなかったりするのであればそれは正常とは言い難い状態です。
頭痛薬を飲めばいいという考え方は一時的には有効ですが、長期的にはよくありません。頭痛薬を飲んだだけでは根本的な解決にはならないため、頭痛が続く場合には専門外来などで相談するのをおすすめします。